ブランドの広告効果と将来への適応力を高めるための Google の取り組み —— Google Marketing Live 2022

Google のジェリー・ディシュラー（VP and general manager of Ads）が、Google Marketing Live （GML）での基調講演にて同社のグローバル広告戦略を説明しました。新製品やマーケティングの将来に向けた計画について講演しています。基調講演の動画は GML に登録することで視聴可能です。

広告テクノロジーの未来、そして Google の広範囲にわたるチームの取り組みにおいて、これほど高揚感を覚えたことはありません。Google は 2022 年 2 月に、自動化、測定、プライバシーに関する新たな施策を通じてブランド育成を促すことを主な目的とした、意欲的な製品ロードマップ（英語）を策定しました。しかし、イノベーションはそれだけにとどまりません。パワフルなテクノロジーが創造性を刺激するとき、奇跡が起こります。インスピレーションが掻き立てられ、成果につながるのです。

ここからは Google が GML で発表し、2022 年下半期以降にリリース予定の、広告強化の製品によるイノベーションを紹介します。

創造性を引き出すインスピレーションを見つける

ブランドが顧客とつながるための重要な方法の 1 つに、「美しく効果的な広告」というのがあります。しかし一方で、「偉大な広告」とはどのようなものでしょうか。その答えはブランドによって異なりますが、多くの場合、直感的な理解のしやすさや、パワフルなストーリーテリング、そして美的センスが必要な要素（英語）です。それでも、新型コロナウイルス感染症の第 1 波により失職してしまったバーテンダーたちへの連帯感を表した、Guinness の We Will Toast Again キャンペーンや、スポーツ界の黒人女性を称えた Nike の動画 We Play Real のようにさまざまな要素の組み合わせがうまくいった理由を言葉で説明するのは難しい場合があります。時に、視覚を通してでしか伝えられないメッセージが存在するのです。

そこで、ファインドキャンペーン、ディスプレイ、アプリ、YouTube などに表示される Google 広告で最も良く機能しているクリエイティブ アセットを集め、各ブランドが自社のキャンペーンの可能性を把握し、価値を高められるようにしました。この創造性を刺激する新しい場（英語）が、皆さまのマーケティング目標を達成する一助となることを願っています。

創造性と自動化を結びつける

優れたクリエイティブを展開することは、効果的な広告のための方程式の一部にすぎません。広告が表示される場所も重要です。この段階では、さまざまなタイプの広告パフォーマンスを測定しながら、世界中の新規顧客や既存顧客を広告主の皆さまのストーリーに結びつける必要があります。少し前までは、ウェブ上の、上位 7 つのフォーマットに合わせて広告を掲載さえすれば、大きな成果を見込めました。しかし現在では、広告の形状やサイズは数千種類にも及びます。

Google は広告主の皆さまが、迷宮のように複雑化したクリエイティブ フォーマットを適切に使えるようにするため、広告プロダクトを整備しています。たとえば、柱の 1 つであるキャンペーン自動化ツールにより、マーケティング チームは広告出稿に関連する運用タスクを減らして、クリエイティブなストーリーテリングにより多くのリソースを回せるようになるのです。