月間 6,500 万ユーザーを超えた YouTube、2020 年の国内利用実態──テレビでの利用も 2 倍に

中村 全信 / 2020年12月

Google が開催するマーケターの祭典「Brandcast」では、広告主や広告会社向けに毎年 YouTube の世界観を伝えています。日本で 5 回目の開催となる 2020 年は、初のオンライン開催となりました。

ユーザーの利用実態や、企業やアーティスト、クリエイターによる活用事例など、2020 年の最新情報をさまざまな角度から発表しました。今回の記事では、その発表内容から、日本における YouTube の利用実態がよくわかる最新データやインサイトを取り上げます。

*記事中で紹介している動画は予告なく非公開になることがあります。あらかじめご了承ください。

外出自粛を機に利用が定着、テレビでの視聴も 2 倍以上の伸び

2020 年は、日本における YouTube の視聴人数が飛躍的に増加。 9 月の YouTube 月間利用者数は 6,500 万人を超えました。

新型コロナウイルス感染症による外出自粛の影響で、自宅で過ごす時間が増え、動画配信サービスや動画共有サービスを利用する人が増えました。その流れを受けて YouTube も 動画サービス利用者の 74% が「利用が増えた」と回答しています。これは他のオンラインプラットフォームの平均と比較すると 3 倍以上です。

18 〜 64 歳という幅広い年齢層で「なくなったら最も寂しいプラットフォーム」となっていることからも、YouTube が人々の日常に欠かせないプラットフォームであると言えるでしょう。

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次に、2020 年が YouTube にとってこれまでの年と違うと言えるポイントは、テレビ画面での視聴が増加したことです。6 月には 1,500 万人以上がテレビ画面を通じて YouTube を視聴しており、これは前年比 2 倍以上の増加となっています。

テレビでの視聴の場合、家族やパートナー、友人といった複数人で視聴するケースが半数を占めていることから、テレビ番組を家族で楽しむ感覚で、YouTube を視聴する人が増えていることがわかるでしょう。

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また、視聴された動画をカテゴリー別に分析すると、自宅で何かを行う上で参考となるハウツー動画の視聴が大きく伸びました。3 月中旬から 5 月末までの 2 カ 月半に、自宅エクササイズや家庭菜園の動画の平均視聴回数は、その前の期間と比較して 5 倍以上増加。また料理に関する動画は、 1 月から 10 月までに 50 億回以上視聴されました。

季節的な要因もあるかもしれませんが、これも自粛期間に自宅で楽しく有意義に過ごすための動きだと言えるでしょう。

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動画はこちら

YouTube が取り組む「4 つの R」

最後に、動画の視聴者やクリエイターなど多くの人々から支持され続けるプラットフォームであるために、YouTube のさまざまな取り組みを紹介します。

YouTube が掲げるミッションは「表現する場所をあらゆる人に提供し、その声を世界中に届ける」。これを守り、安心してサービスを利用できる環境を提供するために大切にしているのは「Openness(開かれた場であること、表現の自由)」と「Responsibility(コミュニティを守る責任)」のバランスです。

このバランスを保つために、コミュニティガイドラインやポリシーの策定、システム開発などを進めていますが、具体的には「4 つの R」でまとめられます。

YouTube のポリシーに違反するコンテンツを削除すること(Remove)、コミュニティガイドラインに違反するか見極めが難しいボーダーライン上のコンテンツの拡散を減らすこと(Reduce)、信頼できるコンテンツを見つけやすくすること(Raise)、そして収益化の基準見直しや機能の追加を通じて信頼できるクリエイターに報いること(Reward)です。

Remove の取り組みとしては、2020 年 7 月から 9 月までの 3 カ月間に、グローバル全体で 780 万以上、日本では 4 万 7 千以上の違反コンテンツを削除。また Raise の一例として、新型コロナウイルス感染症に関して信頼できる情報源の動画を優先的に表示するなどの対応を進めました。

詳細はこちらをご覧ください。

最後に今回のイベントでは、今年 YouTube で「貴ちゃんねるず」を開設した石橋貴明さんから特別メッセージが届きました。都内の飲食店を応援する動画なども投稿している石橋さんにとって、YouTube は「石橋貴明と見ているみんなの魂が元気になる場所」だそうです。コメントにも目を通しているようで、石橋さん含め、制作スタッフの背中を後押ししてくれていると言います。

このように、YouTube は動画を見るだけではなく、日々の生活や関心のある話題に対してポジティブに働きかける場所としても使われているようです。ぜひ動画でもご覧ください。

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動画はこちら

Contributor:
YouTube カルチャー & トレンドマネージャー 前岡 真琴 / アソシエイト プロダクト マーケティング マネージャー 浅野梨沙

Japan YouTube Ads Leaderboard: 2020 年 上半期